『F1®マネージャー23』でドライバーを発掘し、育て、管理する方法。
コンストラクターズチャンピオンシップで優勝できるF1®マシンを、何年もかけて開発することは可能です。しかし、それを運転する世界クラスのドライバーがいなければ表彰台に上がることはできません。『F1®マネージャー23』ではドライバーこそがチームの要です。シーズン優勝を狙うならば、ドライバーのスキルを育成し、レースデイに向けて自信をつけさせ、士気を維持するために時間を費やす必要があります。
チームプリンシパルとしてあなたがドライバーに与える影響が、トラック上での成功と失敗を分けることになるでしょう。『F1®マネージャー23』ドライバーズガイドでは、ドライバーの活動と、ファーストシーズンに注意すべきポイントの概要をお伝えします。
F1®のドライバーは、それぞれ異なる強みと弱点を持っています。オーバーテイクのディフェンスに関しては、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを上回っています。一方ハミルトンは車両のコントロールに秀でており、ブレーキロックやターン時のスピンなど、トラック上での事故を起こすことが少ないです。
『F1®マネージャー23』では、ドライバー画面にドライバーの能力の概要が表示されます。コーナリング、オーバーテイク、ブレーキングなど個々のスキルのスコアを確認しましょう。それらすべての特性が組み合わさって、各ドライバーの総合スコアが決まります。自チームのドライバーの詳細なスキルの内訳を見ることはできますが、他チームのドライバーについては総合スコアのみしか見られません。詳細情報を得るためには、スカウトを送って相手のパフォーマンスを分析する必要があります。
トラック上で培った経験や、レースイベントの合間のシミュレーター練習走行によって、ドライバーはシーズンをまたいで成長し続けます。ドライバー画面で能力を分析すると、どのエリアを重点的に改善すべきかわかります。たとえば、「ドライビング標準」の成長に時間を割くことで、オーバーテイクやディフェンスのスキルが上がります。
レースシミュレーターなど施設のアップグレードに投資すれば、ドライバーのスキルの成長速度がさらに上がるでしょう。ただし、成長が最も速いのは若いドライバーです。そのため、ドライバーがまだ必要なレベルに達していないと思ったら、そのドライバーのスキルが向上するまでサポートするか、あるいは新人を採用するかを決断する必要があります。
ドライバーには成長率のパラメータが存在し、加齢とともに減少していきます。年長のドライバーがトラックで結果を出せていない場合、不調のベテランをどこまで許容するかはあなた次第です。ひょっとしたら、若くて上達の早い有望な選手を起用し、将来を見据える時期に来ているのかもしれません。
『F1®マネージャー23』のドライバーは、番号だけの存在ではありません。毎回のレースで、彼らが快適に運転席に座れるようにしましょう。グランプリで最大限の力を引き出す方法のひとつは、ドライバーが自信を持ってレースデイに臨めるようにすることです。自信の低下したドライバーはトラック上でミスをするリスクが高いため、最高の状態を引き出してレースで勝つことに集中させましょう。
ドライバーの自信はレース中にもダメージを受けることがあります。オーバーテイクを阻止できなかったり、ターンでロックアップしたり、衝突に巻き込まれたりすると、ドライバーは動揺してミスを起こしやすくなります。しかし、レースエンジニアと良好な関係を築いていれば、自信喪失を和らげることができるでしょう。
人間関係の詳細については『F1®マネージャー23』スタッフガイドを参照してください。
ドライバーが自信を高めていくレースウィークエンドでは、練習走行が非常に重要です。ほとんどの場合、レースに先立ってトラックを走行するセッションが3回行われます。そこでサーキットとマシンに慣れ、そのグランプリに合わせて車両のバランスを微調整します。
「トラックへの順応」は、サーキットのレイアウトに対するドライバーの精通度合いを示すステータスです。練習走行でたくさん周回すればするほど、このステータスが上がっていきます。ピットでマシン調整に時間をかけ過ぎない限り、3回のセッションをこなす間にドライバーはサーキットのことを熟知して予選に臨めるでしょう。
「マシンパーツの知識」とは、車両に装着されているパーツに対するドライバーの精通度合いを示しています。「トラックへの順応」は、トラックが新しくなるたびに学習する必要があるため、レースイベントごとにゼロにリセットされます。一方、ドライバーの「マシンパーツの知識」はレース間で引き継がれます。ただし、新しいパーツをマシンに装着するとその車両に対する精通度合いが下がるため、ステータスを再び上げていかなければなりません。
「トラックへの順応」と「マシンパーツの知識」は大切で、それぞれがレース前のドライバーの自信を決める要因となっています。しかし、圧倒的に重要度が高いのは「セットアップに対する満足度」です。このスコアは、レースを行うサーキットに対するマシンバランスの良さを示しています。このステータスだけで「ドライバーの自信」の半分を占めるため、無視することはできません。
ドライバーは練習走行に参加しながら、マシンパフォーマンスのフィードバックを収集し、レースエンジニアに伝えます。マシンの走行に十分な時間をかけたら、ドライバーは現在のセットアップの満足度を100%のうち何%かで評価し、マシンのさまざまな要素を「悪い」から「最適」のいずれかにグレード分けします。その後、車両のさまざまな側面を調整し、ドライバーのフィードバックに対処していきましょう。ドライバーはマシンを再テストし、改善されているか教えてくれます。ドライバーのセットアップに対する満足度が100%に近づくほど、レースにおける自信が高まります。
マシンバランスの詳細は『F1®マネージャー23』セットアップガイドを参照してください。
ドライバーの士気も自信に影響を及ぼします。士気は、契約に対する満足度、スタッフとの仲、チームへの帰属意識の高さで決まります。
勝てるチームは雰囲気がよく、レースウィークエンドがうまくいけばドライバーの士気は上がります。ただし、ドライバーのやる気を維持する方法はこれだけではありません。トラック上でドライバーと主にやり取りするのは、レースエンジニアです。ドライバーとレースエンジニアが一緒に作業する時間が長いほど、互いの相性がよくなります。ただ関係が悪化した場合は、チームプリンシパルとして介入を求められることもあります。
またチームハブやメモラビリアルームなどの施設に投資することでも、士気を高めることが可能です。
士気の高さは契約交渉の際にも重要な役割を果たします。ドライバーの士気が高くなるほど、オファーに対する忍耐力も上がります。たとえ最初のオファーを断られても、断った理由についてフィードバックをもらって再挑戦することが可能です。士気が低いドライバーは交渉を早々に打ち切ってしまう場合があり、契約期間満了に伴い代わりのドライバーを探すことを余儀なくされます。
現在のF1®にはチャンピオンに続く若い人材がたくさんいて、F2®とF3®チャンピオンシップでも毎週新たな優勝者が出てきます。優秀なF1®プリンシパルは、現在のドライバーを育成してスキルを伸ばす傍らで、フィーダーシリーズのドライバーの動向も追っているはずです。レースレポートで成績のいいドライバーがいたら、スカウトに詳しく調査するよう頼むことができます。スカウトはドライバーのスキルの詳細情報を持ち帰り、ドライバーが現在の契約にどれだけ満足しているか明らかにし、競争力のあるオファーをするために必要な情報を与えてくれます。
『F1®マネージャー23』のコンストラクターズチャンピオンシップで優勝したければ、あなたと二人三脚で協力しながら勝つことに専念できるドライバーが必要です。手の内にあるすべてのシステムを活用して、ドライバーの士気と自信を高めていきましょう。
レースウィークエンド中にドライバーの成長を導き、トラックで指示を与えることは、チームプリンシパルとしての重要な仕事です。スタッフとの人間関係を管理し、各グランプリで快適な車両に乗れるよう手間暇をかけることで、ドライバーの自信と士気を高く維持することができます。そうすれば、ドライバーはサーキットでコンスタントなパフォーマンスを発揮し、あなたの苦労に報いてくれるでしょう。
チームプリンシパルのその他主要任務に関する説明は、『F1®マネージャー23』ビギナーズガイドを参照してください。
『F1®マネージャー2024』でチームを栄光に導こう。10種類の公式F1®コンストラクターのいずれかでレガシーを築くか、自分だけのチームを作成しましょう。